ポーキングカレー大盛り

5回目の私的備忘録

Zen Mozaicレビュー

前に新しい音楽プレイヤーにCreativeのZen Mozaicを購入するかどうかでレビュー記事を見かけたという記事を書いたのだが、結局の所5日前に注文し、数日前アマゾンから到着した。ちなみに新制度である「ローソンコンビニ受け取り」を試しに使ってみたが、夜に行っても早朝でも取り置いてくれるのは便利。学校の帰りやバイト帰りに使えて宅配便より都合がよさそう。


候補にはいくつかの機種が上がった、

CREATIVE メモリープレーヤー ZEN MOZAIC 2GB ブラック ZN-MZ2G-BK

CREATIVE メモリープレーヤー ZEN MOZAIC 2GB ブラック ZN-MZ2G-BK

CREATIVE メモリプレーヤー ZEN X-Fi 8GB ZN-XF8G-BK

CREATIVE メモリプレーヤー ZEN X-Fi 8GB ZN-XF8G-BK

COWON iAUDIO 7-ブラックレッド-i7-4G-RD

COWON iAUDIO 7-ブラックレッド-i7-4G-RD

COWON iAUDIO F2-2G-BL

COWON iAUDIO F2-2G-BL

TOSHIBA gigabeat Tシリーズ フラッシュメモリプレーヤー 4GB MET401S(KL)

TOSHIBA gigabeat Tシリーズ フラッシュメモリプレーヤー 4GB MET401S(KL)

Apple iPod nano 第4世代 8GB ブラック MB754J/A

Apple iPod nano 第4世代 8GB ブラック MB754J/A

JVC XA-C110-B Alneo 1GB デジタルオーディオプレーヤー ブラック

JVC XA-C110-B Alneo 1GB デジタルオーディオプレーヤー ブラック


Zen X-fi は動画や写真については殆ど興味ないのと出来る限り小柄なのにしたかったのでパス。
Cowon iAudio 7 は光沢筐体に傷がつくのが嫌なのにケースが公式サイトで糞高い上に操作性が余り評判が良くないので悩んだ
Cowon F2は多機能で音質も良さそうだがマイナー機種でマジョリティの評価は未知数で悩む
東芝 Gigabeat MET401S は有無を言わさずバッテリーの持ちが悪いのでパス
Apple iPod nanoは……やっぱり対応オプションの多さや軽快な操作性が良さそうだったので悩む
Victor XA-C110-Bはとにかく安くなっていたので候補に挙げた。大昔のAlneoを持っていたがiRiverSeagrandよりも音質が良くとても重宝していたが、如何せん著作権うんたらでD&Dに制限があって結局Sandisk sansa e130買い換えてしまった過去がある。
結局予算の兼ね合いでF2、XA-C110、mozaicとなった訳だが、ガワの大きさやバッテリー持ちを考えてmozaicをポチった。


以下本題


Golgring GX-200とイヤホンケースの図

  • 付属品

イヤホン・多言語説明書二枚(実質1枚)USBケーブル、ソフトウェアインスコCDで、厚紙一枚に包まったシンプルな包装。お決まり通りイヤホンは……で、説明書きの紙切れにはロクな操作方法が載っていなくて、CD内のデータもかなりアバウトという素人にはお勧めできない内容。

  • 外観iPod nanoが寸胴になった感じで厚みはそこそこある。後部に3.5mmジャック、USB mini-B端子、全部にマイク、そして背面には小型のスピーカーが備えられていてカツカツだが華奢には感じない。手持ちのイヤホン Goldring GX-200の付属キャリングケースがiPod nano仕様でケース背面ネット部にしまえるが、Mozaicも入らないことは無い感じ。
    • ボディ:全面サンドブラスト処理の無塗装プラで玩具っぽいものの、決して安っぽくなくかたつきや隙間等剛性に関わる部分に関しては心配なさそう
  • 操作性:モザイク柄ボタンは戻る・再生、停止・オプションキー、カーソルキーと決定キーとユーザー設定のショートカットボタンの9つ。ボタンはやや固めで誤爆は少なそう。デザイン上の関係なのか凹凸が少ないのでジーパンのポッケに入れながら、とかはやや慣れが必要。
    • GUI:遅延も無くいちいちシームレスで極めて良好。
  • 機能
    • マイク:モノラルのみで64kbps固定。マイク自体は無指向性で感度も質もまあまあ。議事録とか講義を録音する機能としては良いかもしれないがwav限定ってのが……
    • 動画:Creativeの管理ツールでエンコードしたavi限定でそれ以外だとエラーを吐くが、実はmotion jpeg形式であるとかなんとか。はっきり言って使い道は中々無さそうだが、おもちゃ機能として考えれば悪くは無い
    • ラジオ:感度(イヤホン依存だが)・オートスキャンの精度共に普通。感度に応じてアンテナマークがついて視認しやすい
    • 写真:発色はまあまあだが解像度はデジカメのモニタ以下。画像をプレイヤーの壁紙としても設定可能
    • スケジュール機能Outlookと同期可能だがそんなもん持ってないし、プレイヤー側で編集出来ないので携帯で管理するほうがマシな感じ。
    • 内蔵スピーカ:最近のケータイのがマシ。しかし、どえらい音量が出るのには結構驚き。垂れ流しには十分機能しそう
    • 再生支援:ランダム・シャッフル・アルバム再生等オーソドックスだがzpl形式でプレイリストの保存が可能。が、どうも外部には移せないようでプレイヤー上のみ編集可能。WMPとの同期機能を活用することによってm3u形式のリストもインポート可能。
  • 音質:BASS Boostとか、音量が出過ぎないように上限値を設けれるとかそのくらいのエフェクトで、BBEとかSRS WOWとかそういう音質補正の類は無い。出力電流・S/N比等のスペックシートは無いのが気になる。

ホワイトノイズは一切無く、密閉型イヤホンでも気にならない。音質については微妙と言うレベルで、所持しているmpio FG100はモリモリしたかなりの出力を持っていて、高音質で好評だった Cowon G3 はオーソドックスながら扱いやすいサウンドエフェクト満載だったが、mozaicはそれと比較するとやや「篭る」感じでやや違和感を覚えた。色々手持ちのヘッドホンを繋いで見るとチューニングのせいなのかもしれない。かといって、EQオフとカスタムEQフラット時では何故か音量も低音の量も違う。これはEQオフ時は必ずしもフラットではないと言うことなのか?実際カスタムEQフラットの方がまだ普通に聞こえる気もするが、思いこみ効果の気がしないでも無い。それにしたってややこしいぞチクショー
結局の所、どうせ屋外でしか使わないし、高尚な音楽を聴くわけでも無いし、音質が欲しければ音質に定評のある機種をチョイスすれば宜しいわけで、妥協出来るレベル。

  • バッテリー:公称最大36時間とあるが、192kbpsのmp3を音量6で垂れ流して、満タンの状態で4時間ほどでゲージが変化し、更に20時間以上充電させなくてもまだまだ動作可能な、宣伝に偽り無しの良質な設計。ただし、動画閲覧は思った以上にバッテリーを食うので出先では注意が必要に感じた。

通常の5pin USBケーブル以外に、3ピンの電力供給のみのUSBケーブルからでも充電可能な事を確認できた(ただし、充電マークは表示されず本体横のLEDが点滅するのみ)。

  • マスストレージデバイスWMP対応プレイヤーとしてwindows上で認識し、またD&Dでデータを放り込んだりする事も可能だが、通常のマスストレージクラスとは異なる為、ファイル参照時等にはエクスプローラ上で認識されない(言葉に出来ない^^;)

ちなみにその問題を解消する為にプレイヤー上で通常のリムーバブルデバイスとして認識させる為のデータ領域を設定できるが特に不便は感じていないので使っていない。

  • 総括

実売7000円ちょっとからという低価格ながら、高輝度の液晶画面と多彩なオマケ機能、そしてまずまずの音質、ロングランのバッテリー、無難なビジュアルと卒無くまとまったオーディオプレイヤーだと思う。
説明書にロクに情報が無かったり、筐体のサイズ上人によっては小さすぎたり、色々とおもちゃおもちゃだったりだが、音楽に特化して使いたいけど暇つぶし機能も触ってみたい、という人にはぴったりなんじゃないだろうか。なんせ一番安くて8000円しないし。
動画も見たいしいい音で、しかも安いのが欲しいならZENで、長時間再生したいし動画も見れてスピーカーを使って無線LANで音楽聴きたいならZEN X-fi、ポケットに入れて持ち歩けて、とにかく手軽に音楽を聴きたいならZEN Mozaicと、ニーズに合わせたラインナップのcreativeはやっぱりデカいなーと思った。