ホンダのジェイド後期型(RS・ガソリン)レビュー
2018年9月30日、ホンダ ジェイドRS(FR5後期型)が納車されました。半年経ったし平成も区切りだし、それについてつらつら書きます。
なんでそんなものを
4年4万キロ共にした14年モノのお車に疲れたから。(中古のRB1オデッセイ)
- パワステポンプ異音(何度かフルード交換して治ったが、次の車検でどーなるかとメカニック談)
- ドライブシャフトブーツ、グリス漏れ(購入2年目に交換したばっかなんですけお……)
- 雨漏りにともなうほのかなカビ臭
- 点火・始動周りの不安(バッテリーを変えても購入時より弱弱しい)
- 純正ナビの陳腐化
- 燃費(ストップアンドゴーが多いと7km/L切ることもしばしば)
- 環境が変わって多人数乗せることも無くなった
- 最近の車と比べるとうるさい(廉価グレードなせいもあるけど)
良いとこも同じ数言えるけども割合。また、ミッションやエンジン関係は驚くほど快調でした。
オデッセイ購入後しばらくして、ホンダから「ジェイド」なる車が出ると聞いて「コイツが2.4L NAで2列目ベンチシートなら欲しいなー!かーっ!」とか暫くのたまってました。生まれた時から2年落ちってのはどうなんだろう。
そんな3年後、出してくれました、フカシてた妄言に近いスペックでちょっとカッコよくなって。そんなわけで何回か試乗しに行き、悩みに悩んで買いました。競合(レヴォーグ・アテンザワゴン)も気になりましたがインターナビが使えて非常に見切りが良い部分だけでも買い。
レビュー
この写真を見せてドヤってたら「なにそのヤンチャタイヤ……引くわ」なんて言われて傷ついたが今でもメーカー標準仕様でこれは落ち着きなさ杉だろうとは思う。(225/45/R18)
その分、カーブでの安定性というか信頼感はスゴイ。乗り心地は見た目とは裏腹に至極静か、ヴェゼルなんかと比べると突き上げは結構くるけどロードノイズ自体は静か。
1.5Lターボエンジンは若干の振動はあるが加速・燃費も申し分ない(巡航17~街乗り10km/L)。
一気にキックダウンすると若干のラグののち(Sレンジだと感じないからDレンジのセッティングだろうか、アクセルワークでラグは誤魔化せる)レッドゾーン手前まで猛烈に回り始める(OBDII計測 吸気圧155kpa……ってどうみればいいんだろう)
気持ちのいい「ロードセーリング」が一変、必死感が凄くてあんまり好みではない。
ハンドル小せえ!太え。メーターがハンドルに隠れる…今ではアウトホイールメーターに慣れたけども。
上方視界が取れているのと、気持ち悪いくらいAピラー周りが見えるのはGOOD!ホンダ車の例の如く、サイドミラーとドライバーの距離が近いのもなお良い。
ホンダセンシングの事
購入のキッカケのひとつである標準装備になったホンダセンシング。昔よりマシになってるとネットで見たが確かに昔のフリードについてたACCの違和感も少なくなっている。
特に役立ったのが雨天夜間のアップダウンがある高速道路。車線維持とACCの組み合わせ。本当に疲れが少なくなった。
ただ、気になったのがACCのラグというか加減速。鏡面仕上げのタンクローリーとかトラックの反射光に右往左往する場面があったり、不安定な運転をする前方の車にカクつく場面があったので使いどころはまだまだ選ぶ印象。
運転支援なんて……と思っていたがいまどきのベースグレードでも付けたほう(慣れたほうが)イイ。マジで。
まとめ
いいところ
- 低圧ターボによる滑らかな加速
- 良く曲がり、良く止まる(重要)
- セカンドシートの足元がめっちゃ広い
- 見切りが凄くいい
- リアハッチを開く時後方も安心
- 静か
イマイチ
- ラゲッジ容量が比較的少ない(440L位。アテンザワゴンでも500L位)
- 旋回半径5.7m(やっぱり気になる)
- 運転席・助手席周りの収納は少ない
- 後部座席はさすがにオデッセイのが快適(らしい)あとヘッドレスト小さい
- やっぱり18インチ45扁平はやりすぎ
良い車だがわざわざ指名買いでもない限り中々選ばれない車という印象。やんちゃな見た目だがその実凄く大人しい(でもよく走る)ってとこに惚れたが、今は競合車種も質が良いし好きな人は好き、という域は抜けない惜しい車って感想。
弄った部分
こなれて来たんでちょこちょこと弄りました。オデッセイ君でのノウハウが生きました。ありがとう……
助手席からナニできるキャンセラーです。営業さんが工賃込8000円で出来るとこ紹介するよ!って教えてくれたけど御免なさい。
この車OBDII付いてるなーなんかいいメーター欲しいなあと思ってバクチで買ったAUTOOL X60(Amazon) が無事使えました。
備忘録:※(セット前の準備) エンジンを始動しないで接続しSettinng…表示で待機し、Completeで画面が消えたらエンジン始動。
機能は
……との事。吸気圧とかスロットル量とか見えるのは賑やかしに丁度良い。ちなみに油圧、燃圧、排気温度、外気温、残燃料は見れなかった。
JBL GTO629をインストール。運転席側にサブコーン付のディーラーオプションを付けていたが(GS-1120DL)やっぱり我慢できなくなり購入。あとリアへ交換。
前の車はアルパインのセパレートを切った貼ったして頑張って取り付けて満足していたが、面倒くさくなってコアキシャルに。
特徴はツイーターの音圧を+3db出来る物理スイッチがある事。+3dbはお馴染みカーオーディオでありがちなドンシャリ音だが、個人的に0dbのがコントロールしやすくて良い。また、指向性も出せる。
音質はネットレビューである通り響き(付帯音)のあるドンシャリだが解像度は値段なり、個人的には満足できる音。多少は背面を制振しないとぼんやりした音になりがち。
一方のGS-1120DLは典型的なドンドンシャリシャリでそれなり、という印象だったが背面を制振したら多少はニュートラルになった。
フロントとリアの音圧を調整したりエフェクトに唸っていたところ、ふとナビの機能である「音の匠」をオンにしてみると一見派手過ぎな音に閉口したが、走行音に負けないラウドネスに調整されている事に気づき、下手にタイムアライメントを弄るよりも満足できる音になった(良い音かは別だけど)