ポーキングカレー大盛り

5回目の私的備忘録

Medal of Honor:Airborneとか

Xbox360のアクションゲーム、Medal of Honor:Airborneをハードまで一通りクリア出来ました。長かった……その前に俺の寿命がストレスでマッハになって氏にそうでしたorz
まとめると、撃ちまくりに特化したアクションシューティングらしいFPSで、場所によっては大雑把な部分もありましたが個人的には合格点な感じでした。
やたら褒めた文になってしまっていますがアラを糾弾しても仕方の無いゲームです。細かい事は気にせず撃ちまくるゲームです。

以下だらだら感想文


好きな場所に降下してナチや伊兵をボッコに出来るシステムはあまり評判は良くないですが、安全地帯に降下して弾薬を揃えてNPCと共に正面から火力のドツキ合いやら、面倒なスナイパーの脳天を蹴飛ばして開始したり、裏に回ってゲッソゥベイベ!フゥハハハァー!とか色々出来てリプレイ性はそこそこある感じです。
全体から見渡すと箱庭の範囲は狭く、そこで幾つものミッションをこなすタイプで、全6マップ。描画エンジンはUE3らしく、バンプマッピングが非常に綺麗でテクスチャ自体の出来もかなりイイ感じです。また視界効果もかなり派手で、ライティングや強烈な光源を見た時のグロー効果等、明暗クッキリとした光の表現が印象的でした。
難易度の差は被弾ダメージの量と敵の命中精度で、攻撃頻度やAIの知力、耐久力は変わりません。例えば8mmマウザー弾を被弾した場合、Easyではゲージ1ヶ丁度削られますが、Hardだとほぼ瀕死状態となったり、MG42の箇所で無限ループに陥る等、かなり難易度の幅が大きく、全体的に見ればMediumが一番丁度良い塩梅。
照準については通常は画面の中心に十字線が出て、移動・直立・クラウチの姿勢によって命中精度は変化。銃眼視点はややズームが掛かり照星の丁度上端が中心で、揺れも無く狙い易いがリコイルとマズルフラッシュで視界は結構悪い。スコープの場合焦点以外は歪み、高倍率ではそれが非常に顕著等手が込んでいる。揺れはトリガーをゆっくり引けば緩和され、特に使用制限も無いものの視界の悪さもあって慣れが若干必要な感じ。
リーン動作が独特で、左右だけでなく、銃眼視点でLSを操作すると微妙に頭だけ出して射撃できたり、不意の攻撃に咄嗟に体勢を引っ込められたりする等操作の自由度が高く、ユニークで好印象。
ダッシュは通常時LS押し込み移動で制限無しですがダッシュ中は当然ながら撃てません。ゲーム進行を考えるとこれくらいスムーズな方がいいです。
一番印象的なのは敵のやられモーションで、力学モーメント計算に沿っているらしく、被弾した場所を軸にラグドール効果を含めて倒れこんだりして中々派手な演出です。あと不自然ではあるものの、ダッシュしながら頭部をバッシュすると物凄い勢いでブッ飛んでいって気持ちいい。
武器アップグレードは一回コッキリで、セーブもされるためリプレイ性は皆無です。ブレが減少したり所持弾薬量増加だったりマグナム弾化だったり、ガムテープでマグをくっ付けてリロード高速化などなどですが、デメリットのあるものもあり、例えばKar98にライフルグレネードアダプターが付くと照星が見難くなったり等、できればリプレイ性かなにかが欲しかったです。
要所要所でのクイックセーブ方式ですが、リスポーン時はセーブ時の戦況と所持装備のままで、体力が全回復してまた輸送機からの降下から開始され、トライ&エラーでゴリ押しでのクリアも可能。ヌルいという人も居ますが、個人的にはハードなんかこれ以上のマゾゲーだとやってられない感じでした。
スナイパーやMG42射手は超長射程からバカスカ当ててくる厄介な存在ですが、スコープがキラキラ光ったりする等演出もされており、細かい演出というか配慮にも関心。
乗り物で敵を殲滅したり機銃でいいぞベイベーという場面は無いです。備え付けMG42を使えますが敵に対してなかなか撃てる機会はありません。
SEは低音のブーストは控えめで乾いた感じが中心。しかし音数は多いので2chスピーカーでも迫力は十二分です。また、敵も味方も良くしゃべるので場所を把握しやすいです。BGMはMoHシリーズ恒例のオーケストラによる壮大なもので良いのですが、音量レベルがやたら大きい曲もありその辺が不満でした。

全体的な感想としては、「流行のFPS風MoH」な印象。ゲージ区切り制自動回復や美麗なグラフィック、新しいシステム等実験的な感じを残しながら、何でも屋の超人主人公やベッタベタなハリウッド風演出、ビックリドッキリ兵器やボスキャラ等、MoHシリーズの空気も残っており、単に世界観がWW2と言う事で食わず嫌いしてた自分ですが、ガンガンいこうぜ!なこういうゲームは中々今珍しい物だと思いました。