ポーキングカレー大盛り

5回目の私的備忘録

CUBEのOP-AMP交換(OPA2134→LME49720NANOPB)

旅行の食料を買いに行くはずが何故か部品屋に走っていた、スパイラルパネェ。
Prodigy CUBEにくっついてるのはバーブラウン社(Texas Instruments)のOPA2134だけれども、ボーカルが前に出るしとにかく濃厚な中〜低音がとっても素晴らしい。カタログスペックを見る限り入力にFETを使用していて回路の自由度も高そうで、電源も±2.5〜±18Vでしかも低ひずみ超低ノイズというデジタルオーディオにぴったりなパーツで、お値段も一個500円位とお高いみたい。音も自分の買ったCUBEの例に漏れずごんぶとな音に好みが分かれるようで、低電圧作動を前提で、電圧を安定して供給できる回路なら選択肢の一つとかなんとか。

それでもって良くオペアンプ交換の選択肢として選ばれるのはナショナルセミコンダクターのLME49720、2007年リリースと割と新しいもので、OPA2134よりより低ひずみ率、低ノイズで、換えた音もOPA2134よりタイトな低音で音の分離も宜しくなって万人向けになると評判のようで、早速購入。演算増幅器一個609円とかなんか凄いアホらしい気がしてくる(Pbフリー仕様しか置いてなかった)が、勿論世界の米NS製で折り紙付の評判だし、スペックも最新型に相応しいものなんですけど。


早速ラジオペンチで引っこ抜いてそうちゃーく。試聴……あれこれスゲエ音良いんでないの?勿論パワフルな音では無いんだけれどもOPA2134から膨らまんとする低音を抜いて、高音を持ち上げた感じ。何より今までと違うのは本当に音の細部が分かる所か。妙な癖も無いしちょっと中域が引っ込み気味なのはPSC805に似てるけれど、ノイズを完全に無くして解像度が上がって優等生みたいな音がする。
PSC805から一段丁度ステップアップするのに600円ってのはまあ安く済んだと思う。今のところミニプラグ端子でイヤホンでもヘッドホンでも聴けるし、標準プラグ端子なら割とパワフルに鳴らせるし(というかこっちのが本来の音の気がする)、音に関してはもう十二分に満足する事が出来たかしらん
NJM2114DDも試してみたいけど、NJM5532とOPA2134が余っちゃったからどうしようか。